e-BOXER(ストロングハイブリッド)車に採用しているクラッチ開放制御とは、路面状況の良い自動車専用道路を一定速度で直進走行しているときなど、AWD性能が過剰となる場合にはクラッチを自動的に開放してFWD(前輪駆動)に切り替える制御です。
通常時は後輪へ駆動力を伝達する部分(クラッチ)を締結し、より安定性の高いAWD(全輪駆動)で走行しています。
しかし、クラッチ開放制御により、後輪への駆動力伝達をカットすることで機械的・電力的なロスを低減し、燃費性能の向上につなげています。
【補足事項】
- クラッチの切り替えは自動で行うため、ドライバーの操作は不要です。
クラッチ開放制御の作動には、応答性に優れた電子制御を採用しているため、瞬時に切り替わります。
- クラッチ開放制御は、あくまでAWDベースの制御です。そのため、e-BOXER(ストロングハイブリッド)車は「フルタイムAWD(常時全輪駆動)」になります。
- X-MODE作動時やSI-DRIVEのSモード選択時は、クラッチ開放制御は実施しません。
なお、e-BOXER(ストロングハイブリッド)を搭載車種については、以下関連設問をご確認ください。